MECEとは?
MECE(ミーシー)とはMutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、「モレなく、ダブりなく」という意味です。フレームワークを使う上で基礎となる問題整理の「思考の型」です。
分かりやすいように、下記の通り図にしてみました。



具体例
MECEを使って「人類」を「モレなく、ダブりなく」分けてみましょう。
人類には「子供」と「大人」しかいない
これはMECEとなっているでしょうか?
答えは「ノー」です。「子供」と「大人」の定義は曖昧であり、どこまでが子供で、どこからが大人なのか不明確です。よって、子供と大人の「中間」に位置する者も存在することになります。
つまり、「モレなく、ダブりあり」という分け方になっており、MECEとは言えません。
人類には「20歳未満」と「20歳以上」しかいない
こちらはMECEになっています。「20歳未満」も「20歳以上」も明確に定義されています。
よって「モレなく、ダブりなく」となるのです。


有効なシーンは?
問題整理を行う時や、物事を隅々までモレなく確認したい時に有効です。
関連するフレームワーク
- 5W2H(整備中)
- KJ法(整備中)
- バリューチェーン(整備中)
- マーケットセグメンテーション(整備中)
まとめ
- MECE(ミーシー)とは「モレなく、ダブりなく」という意味である
- 問題整理に役立つフレームワークの基礎である