思考の矛と盾を使いこなせ!合理的に考えるか、論理的に考えるか

ヒカリ
合理的に考えた場合、ペーパーレスにするべきだし、論理的に整理すると・・・
ヒカリ
合理的で論理的な合理的・・・
ヒカリ
(あれ・・・合理的と論理的・・・どっちがどっちで
どんな意味だっけ・・・)

あなたは、こんな経験ありませんか?

「合理的」と「論理的」どっちがどっちでどんな意味だっけ・・・。

今までなんとなく使っていたけど、きちんした意味を理解していますか?

本記事では、物事を「合理的」に考えるべき場面と「論理的」に考えるべき場面を解説します。

合理的と論理的の違い

最初に合理的と論理的とは何なのか、またどんな使い方をするかを解説します。

合理的とは?

合理的とは、無駄なく目的を達成させる事を言います。

「行動」や「仕組み」といった「動き」にフォーカスしている考え方です。

合理的の使い方

合理的という言葉は、以下のように使うことができます。

「合理的に物事を進められる人」

「合理的な判断」

「合理的なシステムだ」

論理的とは?

論理的とは、きちんと筋道を立てて考える事を言います。

複数の事象から共通点を見つけたり、説明にきちんとした根拠があるような事がその状況と言えます。

「根拠」や「道理」といった「思考」にフォーカスしています。

論理的の使い方

論理的という言葉は、以下のように使う事ができます。

「論理的思考の持ち主」

「論理的に相手を説得する」

「論理的な話だ」

物事を合理的に考えるか、論理的に考えるか

合理的に考えるべき場面、論理的に考えるべき場面

先述の通り、合理的とは「動き」にファーカスするべき場面に必要であり、論理的とは「思考」にフォーカスするべき場面に必要となります。

ある書類を回覧する際に、一斉に関係者にチャットで共有して反対意見がある場合にだけ、教えてもらうという方法は、「合理的」であると言えます。動きに無駄がなく、目的を最短ルートで達成する事ができるためです。

一方で、書類を役職が低い順番から回覧する事は、「論理的」に考えた結果であると言えます。何故かというと、役職が高くなればそれだけ労務単価は上がるため、その人に対して労働が極力かからないようにしておくべきだからです。その前の訂正・修正の指示は労務単価の低い人が行えば良いのです。

というか、両方大事

というか、ほとんどのケースで両方大事です。

何事も最初は「合理的」に考え、目的の最短ルートを骨組みします。そして、周囲への配慮のために「論理的」という肉付けを行なっていくのが理想です。

こうすることで、周囲を説得しつつ、合理的に目的を達成する事が出来ます。

「合理的」がなかったら本来の目的を見失う結果となり、「論理的」がなかったら周囲から潰されてしまいます。

すなわち合理は「思考の矛」であり、論理は「思考の盾」なのです。

まとめ

  • 合理的とは、無駄なく目的を達成させること
  • 論理的とは、きちんと筋道を立てて考えること
  • ほとんどのケースで両方大事である