ビジネス評価の二面性|攻めと守り、どちらが会社にとって有効か?

評価方法は大きく2種類に分けられる

会社の評価方法には大きく2種類あります。一つが攻めの評価で、もう一つが守りの評価です。

攻めの評価とは

攻めの評価とは、長所のみを評価する方法です。欠点には目をつぶり、ひたすら得意なことだけをこなしてもらいます。

例えば、営業が得意で書類の処理が苦手な場合、営業をひたすらこなして成績を上げるようにします。処理の処理は他の人に任せます。

この評価の弱点は、ゼネラリストが育たないことや、それに対応できる人がいない場合に成立しないことです。また、それに対応する人の評価が低くなりがちです。

しかし、組織とはそもそもオールマイティに仕事をこなせない人の集まりであることを考慮すると、このやり方が有効なのかもしれません。

守りの評価とは

守りの評価とは、秩序やルールを遵守する者を評価する方法です。能力や成績に関係なく、ひたすら模範となる人が評価されます。

このやり方の欠点は、ビジネスとは関係のないことを重視することです。本来、ビジネスは利益を積み重ねていかなければなりません。しかし、守りの評価だと利益を積極的に追求することができなくなってしまいます。

良い大学を出ていても仕事ができるわけではないように、守りの評価をしすぎると利益をとれない優等生タイプが量産されてしまいます。

どちらが良いか

どちらが良いか悪いかはありません。会社から見た場合には、バランスが大切です。攻めの評価に偏りすぎるとマネジメントが大変になり、守りの評価に偏りすぎると利益をとれない、挑戦しない風土となってしまいます。

あなたは、どちらに向いているでしょうか。