ツチノコがいない事は証明できない。悪魔の証明の難しさ。

悪魔の証明とは?

中世ヨーロッパの法学者たちは、過去の土地や物品の所有権を証明することの難しさに直面しました。

その困難さを理解するために、彼らは悪魔の比喩を用いました。

彼らは、所有権を主張することができない人々が、その土地や物品を持っていた悪魔のようだと考えたのです。

現代では、「ない」という事実の存在を証明することは非常に困難なことから、これを「悪魔の証明」といいます。

たとえば、「エルフ」が存在するかどうかを証明するには、エルフを見つける必要があります。しかし、「エルフ」が存在しないことを証明するには、全世界のどこにもエルフが存在しないことを示すことはできません。単に「証拠がない」というだけで、それが存在しないことを証明できるわけではありません。

これが「悪魔の証明」なのです。

ツチノコの証明

あなたは、ツチノコがいないことを証明できますか?

ツチノコは、日本の伝統的な妖怪や未確認動物の一種であり、科学的に確認されていないため、存在を証明することは困難です。

しかし、ツチノコを見つければ、存在を証明することができます。

一方、「絶対にいない」と証明することはできるしょうか。

「絶対にいない」と証明するためには未発見のものも含めて全ての生物を調査しなければなりません。

これは不可能ですよね。

このようにツチノコがいることを証明するのは非常に困難なため、「悪魔の証明」と言えます。

まとめ

  • 悪魔の証明は、無いことを証明することが困難であるという意味を表している。
  • ツチノコの存在を「絶対にいない」と証明することも不可能である。このような場合を「悪魔の証明」と言う。