【パーキンソンの法則】業務のムダをなくして効率化する方法

こんにちは!ヒカリです!突然ですが、業務の中でムダだと感じるものってありませんか?使い道のないデータを作らされたり、5分で終わるような打ち合わせに1時間もかけていたり・・・。

それはズバリ「パーキンソンの法則」によって、無意識に不効率な仕事をしてしまっているのです!今回はそんなパーキンソンの法則への対策と、法則を利用した仕事の効率化を解説していきます。

そもそもパーキンソンの法則とは?

パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンによって提唱された法則です。厳密には3つの法則があり、その3つの法則を総省して「パーキンソンの法則」と呼びます。

第1法則

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

例:レポート提出の期限を1週間後に設けると、1週間分まるまる時間を使ってしまう。

第2法則

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。

例:年収1,000万でも浪費して貯金できない。

凡俗法則

組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く。

例:プレゼン後、内容に対する質問がなく、資料の誤字脱字ばかりを指摘する。

パーキンソンの法則による様々なシチュエーションへの対策例

仕事(第1法則)

【問題】暇なときに不必要な仕事を行い、その不必要な仕事がルーティン化してしまう。

【対策】暇になったときは、情報集めの時間とするか、自己啓発の時間としましょう。暇だからといって「もっとルーティンワークを増やそう」と考えるのは絶対にNGです。ルーティン化するのは本当に必要な仕事のみと意識してください。

コスト(第2法則)

【問題】予算ギリギリまで支出してしまう。

【対策】自分にとって(あるいはそのプロジェクトにとって)本当に必要なスペックは何なのかを明確にしましょう。それすらもわからない場合は、とりあえず低価格なものを購入して必要なスペックを考察するようにしてください。

会議(凡俗法則)

【問題】30分で終わる会議内容なのに、どうでも良い仕様ばかり討論して3時間かかってしまう。

【対策】あらかじめ「この会議は30分で終わらせます」と宣言しておくことが有効です。これにより、参加者に「30分で終わらせるように進めなければならない」と意識させることで、会議の本質に対する討論に重点をおくことができます。

パーキンソンの法則を利用しよう!

パーキンソンの法則をうまく使えば、人を思いのままにコントロールすることができます。

第1法則の利用

大して急ぎでもない仕事でも「1時間以内にやらなければならならない」との情報を相手に渡すことで、相手は1時間でその仕事を仕上げようとします。本当に1時間で仕上がるかどうかは、その相手の能力によりますが、仕事が遅い人のやる気を上げるには十分効果を発揮します。

第2法則の利用

あえて収入をどんどん使うようにしましょう。ただし、「使う」といってもお金を使う対象は「投資」にです。投資対象は株や仮想通貨が良いでしょう。

投資にお金を使うことで、将来役に立たないガラクタにお金を使うのを防ぐことができます。手元にお金がなければ、ガラクタにお金をかけることができませんからね。

凡俗法則の利用

会議であまり指摘されたくない内容がある場合、あえて誤字脱字をつくったり、ダミーの話題を用意するようにしましょう。ダミーの話題は、誰もがわかる簡単で選択肢が広いものが良いです。誤字脱字やダミーの話題の討論で大幅に時間を使うため、指摘されたくない内容を討議する時間は必然的になくなります。

まとめ

今回のまとめです。

  • 業務のムダは「パーキンソンの法則」による無意識な行動によるもの。
  • 「パーキンソンの法則」をきちんと理解して対策すれば、仕事は効率化する。
  • 「パーキンソンの法則」は利用でき、自分の武器にもなる。

人は環境にあわせて行動してしまうということが、よくわかる法則ですね。

この法則、意識して使えこなせるようになると、かなり役に立ちます。ぜひ使いこなして自分に有利な状況をつくっていきましょう!