

「俺も苦労したんだから皆も若いうちにいっぱい苦労するんだぞ!」
「50代になれば自動的に部長になれるよ!」
「有給休暇?なにそれ、おいしいの?」
「一つの会社を勤め上げ!!会社に人生を捧げる!!それがサラリーマン!!!」



昭和の時代について
昭和とは、大正の後で大化以降246番目の元号であり、西暦としては1926年12月25日~1989年1月7日までを指します。
終戦~戦後復興~高度経済成長までが起こった時代です。それは水玉模様や肩パッド、シャツインなファッションの人たちが行き交うような街並みの雰囲気でした。
昭和のサラリーマンとは?
そんな大変な時代を生き抜いたサラリーマンとはどんな感じだったのでしょうか。
昭和のサラリーマンは、会社への忠誠心(今風で言うとエンゲージメント)がかなり高く、家庭やプライベートを犠牲にして、一所懸命に働く人が多かったそうです。残業は正義であり、自分の人生は会社に捧げるべきものだと本気で信じ込んでいるのです。
そんなサラリーマンは「企業戦士」や「猛烈社員」と呼ばれ、本人も周囲もそうやって一所懸命に働くことが正しく、普通のことだと思っていました。



昭和のサラリーマンの働き方とは?
24時間戦えますか?
このフレーズを知っている方は一体どのくらいいるでしょうか。昭和では普通に使っていた言葉だそうです。
なぜ普通に使われていた言葉なのかというと、出世に何よりも必要だったのが、仕事量=貢献時間だったからです。
そして昭和のサラリーマンはマジで24時間戦える者がいたそうです・・・。
残業は正義
あなたは残業が好きですか?私は大嫌いです。
昭和のサラリーマンにとっては、「好き」とか「嫌い」とかそういうんじゃなくて、「正義」です。
上司が残業していたら、付き合い残業をするのが当たり前です。
上司が休日出勤していたら、付き合い出勤をするのが当たり前です。
もちろん、残業代なんて出ませんし、拒否権もありません。
そしてそれを「おかしい」と疑う人もいません。
部下や後輩には苦労してほしい
「俺も苦労した。だからお前も若いうちにいっぱい苦労するんだ。」
コレ、昔の上司にマジで言われました。その上司は、2021年時点で61歳なので、28~29歳くらいまで昭和の時代を経験していますね。
コレ、今思うと「苦労をしろ」ってことを伝えたいんじゃなくて、「たくさん学べ」ってことを伝えたかったんだと思います。
だって「ただの苦労」なら絶対しないほうが良くないですか?
歳をとれば年収が増える(あら不思議)
昭和時代は超年功序列です。ポンコツでも歳さえとっていれば、年収が自動的に増えていく時代でした。終身雇用であり、解雇される心配もないため、みんなモーレツに働けたのです。
安全欲求と社会的欲求が満たされた昭和のサラリーマンは、こぞって承認欲求を求め、全力でイエスマンを演じました。
会社=人生
昭和のサラリーマンにとって会社は人生です。
「家庭?プライベート?それよりゴルフ接待しなきゃ!」
一度就職した会社と共に生き会社ともに沈む・・・それが昭和の働き方です。
平成のサラリーマン、令和のサラリーマン
平成のサラリーマン
バブル崩壊後の平成のサラリーマンの働き方は、IT環境が整った関係もあり、雇用形態や時間・場所に縛られない働き方が普通となりました。
ただアホみたいに働くのではなく、合理的な働き方が求められ、ワークライフバランスをいかに保つかが重要視され、働き方改革が急激に浸透しました。
そんな平成のサラリーマンはプライベートや家庭を大事にして、会社を定時退社したり、あえて出世をしない人も多数出現しました。
令和のサラリーマン
そして令和のサラリーマンです。令和のサラリーマンはコロナ禍の影響もあり、テレワークが当たり前の時代へ突入しました。
オフィスを一切持たない企業も出てきていますし、オフィスをシェアする企業もあります。
我々はこのまま、どこへ向かうのでしょうか。今後の日本の未来が楽しみです。
最後に
昭和のサラリーマンについて解説しました。
あなたはどう思いましたか?
私は絶対に昭和時代にサラリーマンをしたくないと思いました。
時代は常に変化して、新しい働き方が発掘されていきます。
30年後には
「令和のサラリーマンなんて絶対やりたくない」
と言われている時代になるかもしれませんね。