
今回は、2021年に私が失敗や成功から学んだ教訓について、お話しします
会社の飲み会は基本行くな!
まず初めの教訓ですが、「会社の飲み会は基本行くな!」です。
管理職の場合、一回の飲み会で5千円以上確実に払うことになる(状況によっては1万円以上飛ぶ)。5千円あれば、月に¥1,000のオンラインサロンを5ヶ月間続けられるし、本だって5冊くらい購入できます。
ここで飲み会の目的を考えてみましょう。私が考えるに飲み会は、コミュニケーションという意味もあるが、相手の思考を深く学び、相手の価値観を共有する場であります。
つまり、相手の思考や価値観を学べなければ行く理由がないのです。そして、会社の飲み会は、若手が年配者へ気を使い、訳の分からない価値観を押し付けられてお説教される場である事がほとんどです。そんな飲み会はつまらないし、何も学ぶ事はありません。だから基本的には行ってはならないのです。
ただし、どうしても一緒に飲みたい人がいる場合は、以下の条件を全て満たす場合のみ参加するようにしています。
4人以下(3人がベスト)であること
パーソナルスペースである個体距離(45cm~120cm)は、相手の警戒を解いて、心を開放的させやすい距離です。
飲み会での時間を無駄にしないためにも、一緒に飲み会に参加している人の話は全て聞き漏らしたくありません。そう考えると、4人以下(3人がベスト)でなければならないのです。5人以上になると、話が出来ない人がでますし、ぼっちになる人が出てくるリスクもあります。そして、グループ内で別々の話をするならそのグループで飲み会に行く必要がないのです。
わかりやすいように以下のイラストを用意しました。

発信力があり、司会進行が出来る人がいること
参加者全員が受け身な場合、全然盛り上がらないつまらない会になってしまいます。発信力がある人が居れば、会話が途切れてもその人の話を皆で聞けば良いし、司会進行を勤められる人が居れば、ぼっちになる人は絶対に出ません。
だから皆が楽しく会話ができる会になります。
ネガティブなことを言いそうな人がいない事
会社や家庭の愚痴、武勇伝、若手への説教(価値観の押し付け)、上下関係のある雰囲気・・・。
こんな飲み会では何も得られませんし、逆に嫌な気持ちになるだけです。
だから私は飲み会に行く時は、フラットな関係でいられる人としか行かないことを決めました。
二次会は行かない
どんなに一次会が楽しくても、二次会に行ったらつまらない会になる事が多かったです。目的を達成した後ってことも関係していると思います。次の日の体調も悪くなりますし・・・時間の無駄ですね。
だから二次会に行くこともやめます。
アドバイスは聞かれるまでしない
次の教訓は「アドバイスは聞かれるまでしない」ということです。
アドバイスは、相手に受け入れ体制があって、初めて受け入れられるものです。相手が求めてもいないのに行うのは、「あなたには能力がない!」と言っているようなもの。反感を買うだけなので、絶対にしない方が良いでしょう。
逆に相手からアドバイスを求められたら、どんなアドバイスをしても相手はコチラに好意を持つので、自信を持ってアドバイスをした方が良いことを学びました。
感情をコントロールするのは不可能
私は、相手に対して感情を完全に押し殺す事ができず、感情に任せて相手を怒鳴ってしまう事がまだあります。そして長年、感情をコントロールする術を勉強してきましたが、コントロールするのは「無理」ということがわかりました。
感情は必ず乱れるものであり、コントロールできるのは、乱れた感情をいかに早く平常心に戻すことだけなのです。そういう考え方に切り替えると、乱れた感情を超スピードで平常心へ戻す事が大事である、という考えに変わってきます。
そして私がたどり着いた答えが、「認知バイアスを意図的に作り出す」という事でした。これは、感情が乱れた時に自分自身に認知バイアスをかけて、相手に対して、「可哀想な奴だな」「精神的に幼いんだな」という気持ちになる事です。こうして相手に全く期待しない状況を意図的に作り出し、まるで子供に接するような気持ちで一瞬で乱れた感情を平常心に戻すことが出来ることを発見しました。
これは私なりの感情コントロールの方法です。他の人がうまく行くかはわかりません。
意識改革を訴えても意味がない
私が在籍している会社は、長年トップダウンで「意識改革」を訴えています。でも、意識なんて一切変わりません。むしろ訴えかけている側(経営層)の意識さえ怪しい状態です。
私はこの現状を踏まえ「意識改革を訴えかける事は無駄である」と判断しました。私はヒューマンエラーは存在せず、全てはシステム(仕組み)によって解決できると考えています。何故なら人間は元から不完全な生き物だからです。
だから、私はある実験を行いました。その実験とは、ITを目の敵にしており、口頭でのやりとりを止めないメンバーに効率の良い行動を強制させる、といった物です。
具体的には、今まで毎日2時間かけて行っていた会議や打ち合わせをなくし、全てチャットでのやりとりや情報発信をさせるようにしました。
最初は、ITリテラシーが低い人間が多かったせいか、ブーイングがすごく心が折れそうになりましたが、1ヶ月もしないうちに効果が現れ、今まで毎日2時間かけていた打ち合わせや会議はなくなり、なんとその結果、メンバーの「意識」は変わったのです。
新しい打ち合わせは、全てチャットやオフィス365のOneNote等を使用して行うようになりました。
この事から人は、先に行動することにより、意識は後から変わっていくものだということがわかりました。
最後に
