目先の利益に飛びついて、大損してしまったといった経験はありませんか?
実はそれ、「リスクベネフィット分析」をきちんと行えば回避できます!
本記事はそんなリスクベネフィット分析について、解説していきます。
リスクベネフィットの意味
リスクベネフィット分析は、リスク管理手法の一つであり、利益と、人・物・環境へのリスクとのバランスを計ることを目的としており、Risk(リスク)とBenefit(ベネフィット)という言葉から作られています。
リスクベネフィット例
では、次にリスクベネフィット分析の方法例をみていきましょう!
コロナ禍でのワクチン接種を例にします。
【利益】
新型コロナワクチンを摂取することで得られる利益は以下のことだと考えられます。
- 新型コロナウイルスの発症予防
- 新型コロナウイルスによる重症化を予防
- 安心感
【リスク】
次に上記の利益に対して負わなければならないリスクは以下だと考えられます。
- 注射部位の痛み
- 軽い心筋炎
- 倦怠感、頭痛、筋肉痛、寒気、発熱、etc.
どうでしょうか?
この「利益」と「リスク」を比べて「新型コロナワクチン摂取したくない!」と思う方は少ないのではないでしょうか。
ですが、もしこの「新型コロナワクチンの接種」が次のリスクベネフィットであった場合はどうでしょうか。
【利益】
新型コロナワクチンを摂取することで得られる利益は以下のことだと考えられます。
- 新型コロナウイルスによる重症化を予防
【リスク】
次に上記の利益に対して負わなければならないリスクは以下だと考えられます。
- 一ヶ月以上の注射部位の痛み
- 重い心筋炎
- 定期的に頭痛の後遺症
- 倦怠感が続く後遺症
一気にワクチンを摂取したくなくなったのではないでしょうか。
これがリスクベネフィットです。
最後に
目先の利益にすぐに飛びつくのではなく、利益とリスクを見比べて選択することが重要です。
また、期待できる利益を上げるか、リスクを下げるようにして常に利益とリスクのバランスと保つことができれば、それは立派な「リスクベネフィット」と言えます。