「最近の若者は・・・」とか言い出したら、老害になった証拠

「最近の若者は・・・」

この言葉を口にしてしまった時、あなたは「老害」になる一歩手前かもしれません。

この記事を見つけたという事は、まだ「老害」にはなっていないのでしょう。

「老害化」する前に改心してください。

ハッキリ言います。おじさんより、「最近の若者」の方が圧倒的に優れています。

「最近の若者」と「老害」

「最近の若者」とは?

では、「最近の若者」とは何歳までを指すのでしょうか?

あなたが「最近の若者は・・・」って言葉を使う時は、何歳までの人に使いますか?

私なら「自分より年下の人」に使います(使ったことはありませんが)。

つまり、「最近の若者」を指す対象は、自分より若い人全員が対象となります。

「老害」とは?

では、「老害」とは何でしょうか?

一般的には「自分が老いた事に気づかずに、若者の活躍を妨げる害悪」と言われています。

具体的に言うと、すぐに感情的になったり、武勇伝が多く、話がくどいといった特徴があり、新しいこと(革新)を始めようとする若者を「常識がない!」等と非難する行為をする人を指します。

何となく、60代以上の方が「老害」の対象だと思われますが、年齢の定義はなく、老害の特徴を満たしていればそれは立派な「老害」です。

なので、20代でも30代でも老害は存在します。

人は自分が平均よりも優れていると考える傾向がある

カリフォルニア大学のジョン・プロツコ教授によると、人類は少なくとも「2600年」にわたり、「最近の若者」に対して不服を申し立てて来たそうです。

人間は自分より下の世代が劣っているように見える心理が働くそうです。だからどの時代においても「若者」は「礼儀知らずで、生意気で、無知である」なのです。

しかし、これはあくまでも心理の話であり、視野の狭い老害から見た景色です。

実は、IQ は10年ごとに3ポイントずつ向上しており、この事実を受け入れると、少なくともIQに関してだけは、人類は世代を経るごとに賢くなっていると言えます。

若者の情報収集能力はすごい

最近の若者の情報収集能力は、かなり優れています。

おじさんは絶対に勝てないレベルでやばいです。

その事例を紹介します。

漫画よりアニメの方が効率が良い

最近の若者は、漫画を嫌います。漫画を読むくらいならアニメを見ます。

漫画だと「一つのこと」しか出来ません。シングルタスクってやつです。

しかし、アニメだと「プラス何か」を同時に行うことができます。二つとは限らず、要領が良いと三つでも四つでも同時に作業することができます。これを「マルチタスク」と呼びます。

日経新聞より、スマホの方が優れている

日本人の平均読書速度は1分間に600字程度だと言われています。

※速読できる人だと、1分間に1500字くらい読めますが、きちんとインプットされず、記憶の定着が図れません。

そして日経新聞の朝刊は、25万字ほどで構成されています。

計算してみましょう。

250000÷600=417

日経新聞の朝刊を読むのに、約7時間かかる計算です・・・笑

速読できても、2時間半かかります・・・。

超効率悪くないですか??

というか、これ本当に7時間かけて読んでいる人はいるんですか???

おそらく買って満足しているだけでしょう。

スマホを使えば、必要な時に必要な部分の情報が揃います。多分1時間くらいで新聞1枚分くらいの情報が揃うでしょう。

おじさんより、「最近の若者」の方が優れている

おじさんが若者に教えられる事はない

はっきり言います。おじさんが若者に教えられる事はありません。なぜなら「最近の若者」の方がおじさんより優れているからです。

企業広告を例に考えてみてください。

おじさんなら、どんな広告方法を思いつきますか?

誰も見ていないテレビで流すCMやポスター、ラジオとかですかね?

「最近の若者」はやばいです。SNSで一気に拡散させます。一瞬で100万人といった規格外の人数に拡散させます。それも全くお金をかけずにです。

おじさんが知らない知識をたくさん有しているから、こんな事が可能なのです。

ブッダも言っている

実はブッダは、こんなことを言っています。

頭髪が白くなったからとて、尊敬できる長老ではない。ただの虚しい老いぼれである。真理あり、他者の害にならず、自ら清め、慈しみあって、そうしてはじめて、彼は心の垢を取り除いた賢者となり、年長者として尊敬される。

ブッダ

「他者の害にならず」と言う言葉が入っています。どうやら、ブッダ先輩の時代から「老害」は存在したみたいです。

最後に

ただ歳を取っただけで偉そうにしていても、尊敬なんてされません。

もし、あなたが「老害」と呼ばれる者になりそうな状態だったとしたら、どうかこの記事を読んで、自分を見つめ直してください。