
プロセスエコノミーってなんぞや?
プロセスエコノミーとは?
プロセスエコノミーとは、過程(プロセス)を売る新時代の稼ぎ方です。少し分かりづらいかと思いますので、身近な具体例を後述します。
アウトプットエコノミーとは?
過程(プロセス)では課金せず、完成(アウトプット)で課金してもらう方法です。難しい表現を使いましたが、「自動車を売る」や「スマホを売る」といったような従来の商売方法です。
プロセスエコノミーのメリットとデメリット
メリット
プロセスエコノミーの最大のメリットは、今まで「価値がなかったモノ」が「価値があるモノ」に変わることだと思います。
今まで「自動車を売る」ための「製作工程」に価値はありませんでした。ですがプロセスエコノミーの考えを取り入れると、「自動車の製作工程」に価値が出るのです。
例えば、「自動車の製作工程」をメイキング映像にして、その自動車のオーナーにオプションとして販売するのです。そうすることで、今まで価値のなかった「自動車の製作工程」に価値が出るのです。
デメリット
最大のデメリットは、ライバルに真似されやすいことだと思います。プロセスエコノミーはその性質上、アイディアをライバルに公開しなくてはならなくなります。
プロセスエコノミーの身近な例
いちご狩り
いちご狩りは、代表的な例と言っても過言ではありません。
そもそも、「いちごを食べたい」という欲求を満たすには「収穫済みのいちご」を買ってきて食べるのが合理的です。わざわざ「いちごを収穫する」といった労働は必要ありません。
「いちご狩り」は「いちごを収穫する」という体験に価値を見出しているのです。
バーベキュー
バーベキューもさっきの「いちご狩り」と同じです。わざわざ金を払って「労働」させられているのです。でも皆よろこんでお金を払ってバーベキューを行っていますよね。
ロールプレイングゲーム
ロールプレイングゲームも「レベル上げ」や「謎解き」といった「労働」をしていますよね。
プラモデル
プラモデルは作る「過程」に価値がありますよね。合理的に考えたら「完成」しているものを買った方が楽です。でも「完成」しているものの方が価値が下がっていますよね笑
工場見学(有料タイプ)
入場料がかかる工場見学も合理的に考えたらお金を払う価値ってないですよね。それでも入場料を払う方はたくさんいます。その理由は、完成するまでの過程を知りたいという人間の欲求があるためです。
まとめ

- プロセスエコノミーは、過程に価値を見出した新時代の考え方
- アウトプットエコノミーは、従来の完成した商品に価値があるという考え方
- プロセスエコノミーの考え方を取り入れれば、価値のなかったモノが価値があるモノに変わる
「良いもの」を作るだけでは売れない時代となりました。
今後は「プロセスエコノミー」の考え方を取り入れていかないと生き残れない時代になるかもしれません。
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