なぜ「話が伝わらない」のか?原因はあなたにあるかもしれない

「話が伝わらない!こんな熱心に伝えているのに!」

このように、ビジネスの場では、いくら相手に伝えても理解してくれず、悩んでしまう事も少なくありません。

あなたも少なからずこのような経験があるのではないでしょうか?

でも、この「伝わらない」は、もしかしたら「自分自身に問題がある」のかもしれません。

本当に自分が理解していれば、誰にでもわかるように伝えられるはずです。

そこで今回は、「話が伝わらない」をテーマにお話しします。

「話を伝える側の人」と「話を受ける側の人」の心境

話を伝える側の人の心境

話を伝える側の人は、自分本意で考える傾向にあり、相手がどんな状況に置かれているとか、どんな価値観を持っているとか、どんな知識を有しているとか、一切関係なく伝えようとします。

話を受ける側の人の心境

話を受ける側の人は、「話を伝える側の人」よりも「受ける話の内容」を理解しておりません。

何を当たり前のことを言っているんだ・・・と思われるかもしれませんが、これは受け入れるべき真実です。

おまけに「話を伝える側の人」と価値観も違うはずです。

どうすれば「話が伝わらない」を防ぐ事ができるか?

「話を伝える側の人」と「話を受ける側の人」の状況を理解して、そのギャップを埋めることで、「話が伝わらない」を防ぐことが出来ます。

さっそく具体策を見ていきましょう。

相手を理解する

まずは、相手をきちんと理解しましょう。

これから話を伝える相手の「年齢」「考え方」「知識量」「意欲」を可能な限り分析して、基礎情報を取得しましょう。

相手を受け入れる

相手を理解した後は、「自分」と「相手」の違いを受け入れ、価値基準は違うのだと受け入れましょう。

こうすることで、イライラせずに落ち着いた気持ちで話を伝える事が出来ます。

また、相手を受け入れるという事は、相手の意見を受け入れると言う事です。

人は自分の意見と否定されると反感を覚えますが、受け入れてもらえると承認欲求が満たされ、受け入れてくれた人の話も素直に聞くようになります。

要点をまとめる

無駄に話を脱線させずに要点をまとめて話しましょう。

専門用語や、難しい言い回しは必要ありません。言い方が幼稚だって良いのです。

大切なのは、相手がわかる言葉で必要な情報だけを伝える事です。

雰囲気作りを行う

相手が萎縮せず、集中して話を聞ける雰囲気作りを行う事も大切です。

威圧的な態度で話をすると相手は、あなたを怒らせないように行動するようになります。

そしてあなたの話に集中せずに、相手を怒らせないように「はい、わかりました」などの適当な返事をするようになり、わからない箇所があっても質問をして来なくなります。

結果、人間関係はぐちゃぐちゃ、話は伝わらない、といった状況になります。

まとめ

  • 「話を伝える側の人」と「話を受ける側の人」の心境は違う
  • 相手を理解し、受け入れ、要点をまとめて話し、雰囲気を作ることで話はきちんと伝わる