モロー反射とは?乳児期の自動反応について

モロー反射とは?

モロー反射は、乳児期に見られる正常な反射のひとつであり、別名「抱きつき反射」とも呼ばれています。この反射は、大きな音を立てたり、急に体を揺すったりしたときに、乳児が両手を広げて抱きつくような動作をする現象です。

もっと詳しく教えて

この反射は、脳幹レベルでの自動反応によって引き起こされるもので、生まれたばかりの乳児でも見られます。また、一定期間の後には消失することが通常です。

モロー反射は、乳児の発達段階を判断する指標のひとつとしても用いられます。通常、生後4ヶ月頃には消失するため、この期間を過ぎても反射が見られる場合は、神経系の発達に問題がある可能性があります。

ただし、個人差があるため、モロー反射が消失していなくても必ずしも異常とは限りません。医師や専門家に相談することで、より正確な評価ができるようになります。