ランチョンテクニックとは?
ランチョンテクニックとは直訳すると「昼食の技法」であり、美味しい食事と楽しい雰囲気を演出すれば相手に好印象を与えられるという心理技法です。
ランチョンテクニックの仕組み
このランチョンテクニックはどうして効果があるのでしょうか。
それは「連合の原理」が大きく作用するためです。
連合の原理とは、本来は関係のないモノ同士でも関連していると錯覚してしまう心理の事をいいます。
例えば、ある企業の受付係が綺麗な女性だと、その企業へのイメージがUPするといった事です。本来であれば、その受付係と企業は全く関係がないはずです。
この例と同じようにランチョンテクニックにも「連合の原理」が働いており、「美味しい食事」と「楽しい雰囲気」で、その場を共有している相手に好意的になるのです。
こんな時に使いたい!
お願い事があるとき
相手にお願い事があるとき、美味しい食事に連れて行って楽しい気分にさせてからお願いしましょう。そうすることで相手はあなたのお願いをきいてくれやすくなります。
商談のとき
商談のときにもランチョンテクニックは使えます。コロナ禍になる前から社会人を経験されている方は「接待をした」、もしくは「接待された」経験があると思います。
この「接待」もランチョンテクニックなのです。美味しい食事と楽しい雰囲気で、商談を有利に進めるために行なっているのです。
部下からの人気を集めたいとき
部下、または後輩からの人気を集めたいときも有効です。
若い方は金銭的に余裕がないもの。そんな時に美味しくて「高級」そうな食事に連れて行ってくれる上司は尊敬したくなる者です。
しかし、高級ディナーだと懐が痛いという方もいると思います。
その場合は、高級「ランチ」に連れて行ってあげてください。ディナーだと一人1万円は必要ですが、ランチだと一人3千円くらいに減ります。
セコイかもしれませんが、費用対効果の面で考えればとても有効な手法です。
意中の相手を落としたいとき
意中の相手を落としたい時は、惜しみなく高級ディナーに連れていきましょう。
ここを渋ってしまうと、失敗に終わるかもしれませんよ。
まとめ
- ランチョンテクニックとは、美味しい食事を共有することで、相手に好印象を与えられるという心理技法のことを指す
- ランチョンテクニックには「連合の原理」が作用している
- さまざまな場面で使えるテクニックであり、「接待」もこの効果を狙ったものである