
今回は効率的な学習方法とは何か、「ラーニングピラミッド」を使って説明するよ!
ラーニングピラミッドとは
「ラーニングピラミッド」とは学習定着率をピラミッド状に7つの項目に分けた図表です。
下の層に行くにつれ、アクティブラーニング(能動的学習)となり、学習定着率が高まります。

ラーニングピラミッドの学習項目
講義(5%)
講義は、講師の話を一方的に聞いている状況です。受動的(興味がない)な姿勢では学習定着率はかなり低いようです。
読書(10%)
受け身の講義よりは能動的学習となりますが、文字学習のため実践及び応用力が身につきません。
視聴覚(20%)
視聴覚は主に「映像」を指しており、「YouTube」や「Voicy」といったプラットフォームもこちらに当てはまります。文字学習や静止画と比べて脳を活性化できます。
実演(30%)
「実際にやっていることを見る」ことであり、デモンストレーションのことを言います。
他人が体験していることを想像しながら学習することにより、擬似的な体験を行うことが出来ます。
討議(50%)
他人と意見を交えて討論するにはリアルタイムで考えを論理的に整理する必要があり、能動的な思考が必要となります。ここからが本格的なアクティブラーニング(能動的学習)と言って良いでしょう。
体験(75%)
実際に体を動かして感覚やコツを掴むことで、学習定着率が高まります。
教える(90%)
教える知識の倍の知識を有していないと、他人に教えることは出来ません。他人に教えるというアウトプットは最高の能動的学習方法と言えるでしょう。
効率の良い学習法とは
「ラーニングピラミッド」から分かった効率の良い学習法を紹介します。
まずは興味のある物を深掘りして勉強しましょう。
興味のある物を勉強することにより、その周辺情報にも次第に興味が湧いてきます。
結果、幅広い情報に対してアクティブラーニング(能動的学習)を行うことが出来るようになります。ここまでが学習のインプットとなります。
さらに学習効率を高めるために他人に教えるといったアウトプットを行いましょう。
先述の通り、他人に教えるためには教える知識の倍の知識を有していなければなりません。
こうしてインプットとアウトプットを繰り返すことにより、学習定着率は高まるのです。
まとめ
- 「ラーニングピラミッド」とは学習定着率をピラミッド状に7つの項目に分けた図表のこと
- 定着率が低い順に講義、読書、視聴覚、実演、討議、体験、教えるに分けられる
- 「能動的学習」と「アウトプット」が学習定着率を高める