「ほうれんそう」ができない部下を変える!令和の上司のあり方

「部下が報連相をしてくれない!」

「最近、部下から煙たがられている」

「よく部下の反発にあう」

ヒカリ
上司の立場のあなたも、こんな事に悩んでいませんか?部下がこんな行動に出るのは、きちんとした理由があるのです。
ナメリーヌ
部下の気持ちを理解して、良好な関係を築こう!

「ほうれんそう」とは?

ビジネスでよく使用される「ほうれんそう」とは「報連相」のことで、報告・連絡・相談のことを指します。

  1. ※報告=何か依頼された者がその回答を行うこと
  2. ※連絡=事実を知らせること
  3. ※相談=他人に意見を求めたり話し合ったりすること

報連相は何のために行うのか、それはチームの一体化による業務推進力の向上のためです。円滑な情報共有を行うことで、意思決定力が上がり、チーム全体の業務スピードがUPします。

「ほうれんそう」が、できない人の心理は?

そんな超重要な報連相ですが、あまり重要視していない部下がいます。それは何故でしょうか?

上司に話しかけづらい

上司に話しかけづらいため、報連相を行わないという部下がいます。

上司が集中して仕事をしているため、邪魔するのが申し訳ないと思う人もいれば、単純に機嫌が悪そうなので怒られるのが嫌で話しかけたくない、といった様々なタイプが存在します。

価値観を押し付けられたくない

報連相に対しての返答で、「上司の価値観」を押し付けられるのを嫌う部下もいます。

自分はそうは思わないことに対して、「他人の価値観」で行動しなければならないは本当に辛いですよね。それが明らかに時代遅れの方法で会社に損失を出す方法だと尚更やりたくありません。

「ほうれんそう」はさせるものではない。したくなるもの。

これはほとんどの上司が勘違いしていることですが、報連相とは「させるもの」ではないのです。させようとすればする程、部下はしなくなります。自分の身を部下の立場に置き換えてみてください。「報連相をしろ!」と怒鳴られたところで、報連相をしてくなりますか?

ほとんどの人がしたいとは思わないはずです。

何故ならムカつくから。

報連相は人にさせるのではなく、自ら「したくなる」に仕向けなければなりません。

では、どうすれば報連相をしたくなるのか見ていきましょう。

話しかけやすい雰囲気をつくる

話しかけやすい雰囲気作りを意識しましょう。

話しかけにくい雰囲気の人に何かを相談したいと思う人はいません。もちろん報告と連絡も同じです。

具体的には、いつも明るく笑顔を心がけましょう。ニコニコしている人とは話しやすく、連絡や相談をしたくなるものです。

傾聴する姿勢をつくる

部下の話を否定せずに、最後まで聞く姿勢を作りましょう。絶対に途中で話の腰を折らないようにしてください。途中で「~それはこうするべき」だとか「~それは違う」とか話の途中で意見されると全てを話す気になりません。

「自分の話を聞いてくれている」相手には、自然に報連相をしたくなるものです。逆に「自分の話を聞いてくれない」相手には報連相をしたくありません。何故なら、報連相をするメリットがないからです。

メモをとる

あなたは部下に対してメモを取ってほしいと思ったことはありませんか?思ったことがある場合は、なぜそう思ったかわかりますか?

それは、「自分の話をきちんと聞いているか」確かめたいからです。「メモをとる」という行為はそれだけ相手に安心感を与える効果なのです。

だからあなたも部下の報連相に対してメモをとるようにしましょう。

おひたしを実践する

「おひたし」とは、「怒らない」「否定しない」「助ける」「指示する」の頭文字を取ったもので、部下から受ける「ほうれんそう」に対して、上司が応えるべき行動を示しています。

これを実践するだけで、部下と良好な関係を築くことが出来ます。

最後に

報連相することによって、怒られたり、否定されたりと「デメリット」しかないならば、誰も報連相なんてしなくなります。

報連相することによって「メリット」があると思わせなければならないのです。

そうすれば自然と、部下は上司に対して、報連相を「したくなる」のです。

これらのことを実践してぜひ部下と良好な関係を築いて下さい!