イノベーションは誰でも起こせる!形成する三つの要素を解説!

今回はイノベーションの法則について、お話しします。

イノベーションを起こせとか、会社から言われた経験ありますよね。

そうは言われてもイノベーションとは一体なんだ?どうやって起こせば良いんだ?と悩んだことがある方は少なくないと思います。

そこで今回は、イノベーションを形成する三つの要素を紹介します。内容を正しく理解すれば、誰でも再現性のあるイノベーションが可能となりますので、ぜひ最後まで読んでください。

そもそもイノベーションとは?

そもそもイノベーションとは何なのでしょうか。

イノベーションとは、革新的な仕組みやモノといった、新しい切り口からビジネスを攻略する概念です。

イノベーションについてはコチラ!

イノベーションを形成する三つの要素

イノベーションを形成する重要な三つの要素は、創造性、社会性、経済合理性です。

創造性とは現在の定説(一般論)の逆説です。

社会性とは企業と利害関係を有する全ての人が対象となり、今では八方よしと言われていて、経営者・社員・取引先・株主・顧客・地域・社会・国が対象です。よくステークホルダーとか言われたりしています。

そして経済合理性とは、投資以上の回収できるといったビジネスを成立させるための重要な要素です。

「ヒヤリ・ハット」を使ってイノベーションを考えてみよう

ここで「ヒヤリ・ハット」に対して、イノベーションの法則を当てはめていきます。

あなたは、「ヒヤリ・ハット」と聞いて、どんな事をイメージされますか?

不安全行動によって起こるハンリッヒの法則を防ぐための対策だとイメージしますよね。それが一般論なわけですが、これを逆説として、品質面に転用します。つまり、ヒヤリ・ハットを品質に対する改善活動に当てはめるのです。

そして、社会性ですが、ステークホルダーが全員勝てる仕組みが必要です。品質のヒヤリ・ハットを行うことで、経営者・社員・取引先・株主・顧客にとっては利益が生まれます。あとは、地域・社会・国をクリアする必要がありますが、このヒヤリ・ハットに SDGs の要素を取り入れる事が出来れば簡単に解消できます。不具合リスクを低減させることにより、歩留まり率を向上させることができ、つくる責任をクリアすることにより、地域・社会に貢献することになります。

また国に対しては、ミクロな視点となってしまいますが、製品の品質を向上させることで、日本の企業=高品質というイメージへの貢献と言えます。

そして最後に経済合理性の観点ですが、投資以上の回収が可能かどうか、ということになってきます。ここで言う投資とは、品質のヒヤリ・ハットを運営するための労働力です。管理する部署があり、品質のヒヤリ・ハットを各々が作ったときの動作が発生するわけですから、それは動労として会社が支払う投資となりますよね。

では回収は何か。回収は、品質向上による、無駄な労力を減らすこと=労働に支払う金額を減らすことになります。本活動によって、不具合発生による労働をなくすことができるなら十分投資以上の費用回収が可能だと考えています。

そして、イノベーションとしてのインパクトを大きくする鍵は、創造性にあります。「創造性とは定説の逆説である」という話をしましたよね。

この逆説が定説という一般論とのギャップがあればあるほど、イノベーションとしてのインパクトを大きく出来るのです。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • イノベーションには、創造性・社会性・経済合理性の三つの要素が必要である
  • 創造性とは定説の逆説、社会性とは現代における八方よし、経済合理性とは投資以上に回収できること
  • 定説と逆説はギャップがある程、イノベーションとしてのインパクトは大きくなる

イノベーションの 3 要素を正しく理解すれば、誰でもイノベーションを再現できる、という話をさせて頂きました。

ぜひ皆さんも試して、イノベーションを量産して下さい。