先輩から、「仕事のことなら何でも聞いて」って言われたのに本当に聞いたら、「少しは自分で考えろ!」と注意された・・・意味がわからない。
あなたは、こういった経験はありませんか?
これは、「ダブルバインド(二重拘束)」といった現象による物です。
今回はそんな「ダブルバインド(二重拘束)」について、解説します。
ダブルバインドを知ろう
ダブルバインドとは何か?
ダブルバインド(二重拘束)とは、言葉の「そのままの意味」と、「隠れた意図」とで矛盾したメッセージによるコミュニケーションに置かれる状況のことです。
例えば、上司に「わからない事があったらすぐに聞いてね」と言われていたため、実際に聞きに行ったら「そのくらい自分で考えろ!」と返されてしまったとします。
これは、「わからない事があったらすぐに聞いてね」と思っていながら、「低レベルな事は自分で考えて欲しい」という意図が隠された言葉のために発生します。
こういったコミュニケーションは、「ダブルバインドの状況にある」と言えるでしょう。
ダブルバインドの影響
この矛盾したメッセージでコミュニケーションを続けると、以下のような悪影響があります。
- 感情を出さなくなる
- 自己肯定感がなくなる
- チャレンジしなくなる
- 精神的に病む
このように「非心理的安全な職場」の状況に陥り、生産性が著しく低下します。
ダブルバインドをされたら、どう対処したら良い?
いち早く相手の意図に気づくしかないですね。
相手の微表情・ボディランゲージ・目線・口調と言った心理から相手の本音を見抜く事ができれば、ダブルバインドをされても、早くその状況を抜け出す事ができます。
本サイトでは、こういった心理についても多くの記事をUPしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
- ダブルバインドとは、矛盾したメッセージによるコミュニケーションの状況
- ダブルバインドは「非心理的安全な職場」を作り出す
- 心理学を学べば、ダブルバインドに対処できる