皆さんは、何か新しいことを始めようとする時に、将来自分が得られるモノを分析してから行動していますか?
その分析を「コストベネフィット分析」と言います。
今回はそんな「コストベネフィット分析」について詳しく解説していきます。
コストベネフィット分析の意味
コストベネフィット分析は、費用便益分析とも呼ばれており、Cost(コスト)とBenefit(ベネフィット)という言葉から作られています。
実は、意味としてはそのままだったりします。
つまり、かけたCost(負担)に対して得られるBenefit(利益)はどれくらいかを分析する手法がコストベネフィット分析なのです。
コストベネフィット分析の例
では次にコストベネフィット分析の方法例をみていきましょう!
あなたの時給はいくらですか?
初めにあなたの時給を計算していきます!
仮にあなたが次の条件で働く会社員だったとしましょう。
- 月の手取り 20万円
- 月間労働日数 20日
- 1日の労働時間 8時間
- 通勤時間 往復2時間
10時間(労働+通勤)×20日=200時間 20万円÷200時間=1,000円
という式が成立するので、あなたの時給は1,000円ということになります。
つまりあなたは、1時間で1,000円を生み出す価値を持っているということです。
あなたの時間をかける価値がありますか?
あなたは、ランチにしようと食事が出来るところを探していたとします。「1杯800円の行列が出来ているラーメン屋」と「コンビニエンスストア」が目の前に飛び込んできました。
「1杯800円の行列が出来ているラーメン屋」は並ぶだけで1時間はかかりそうです。
あなたならどちらで食事をしますか?
ここでコストベネフィット分析を行うと次のような分析ができます。
対象 | 計算式 |
1杯800円の行列が出来ているラーメン屋 | 1時間(並ぶ時間)×1,000円(あなたの時給)+800円(ラーメン代)=1,800円のコスト |
コンビニエンスストア | 0時間×1,000円(あなたの時給)+500円(弁当代)=500円のコスト |
どうでしょう?行列に並ぶ時間だけであなたは1,000円のコストを支払うのです。
もちろん、行列が出来るほど美味しいラーメンを食べることで、あなたの満足度は高くなるため、それだけのコストをかける価値はあるかもしれません。
しかし、コンビニの弁当で食事を済ませ、行列に並ぶはずであった1時間を自分の勉強に費やした方がよっぽど価値がないでしょうか?
このようにコストベネフィット分析は、「負担に対して自分は将来何を手に入れられるのか」を分析するのに大いに役立ちます。
最後に
価値観は人それぞれでしょうが、少なくともこのサイトを見にきているあなたは、1時間を勉強に費やした方が良いと思っているはずです!
あっ「並びながら勉強する」とかいうツッコミはいりません^^;
あくまでも例えとして捉えてください笑
それでは!