「会社で出世する」、「部下が皆、言うことを聞いてくれる」、「スムーズに仕事がすすむ」これらには「人間関係」が大きく関わってきます。
人間関係が悪いと仕事を辞めたくなりますし、ハッキリ言って出世もできません!そんな人間関係を良好に保つスキルがあります。それが「コミュニケーション力」です。今回はそんな「コミュニケーション力」の正体について話していこうと思います。
コミュニケーション力の正体
インターンシップで学生さんと話す時に、よく「私の長所はコミュニケーション力が高いことです!」と聞きます。
「例えばどんな場面でそう感じるの?」と聞くと
「すぐに人に話しかけたり、ずっとしゃべれたりできる時です!」という回答が返ってきます。
こういうのは、残念ながらコミュニケーション力とは言いません。良い言い方をすると「社交性がある」、悪い言い方をすると「ただのおしゃべり好き」です。
では、「コミュニケーション力」とは何なのか?
コミュニケーション力は「伝える力」「聴く力」「読み解く力」の三つの力の総称です。
伝える力
伝える力とは、自分の考えていることをハッキリとわかりやすく伝えることです。言葉を使って論理的にわかりやすく伝えることもそうですし、「言葉を使わず」にジャスチャーや表情など雰囲気で伝えるといったことも「伝える力」に含まれます。
「発信力」とも呼ばれています。
聴く力
相手が伝えたいことを理解する力です。聴く力が不足していると話を最後まで聞かずに勝手な解釈をして思い込みで相手を判断してしまいます。相手の話をきちんと聞いて理解することで信頼関係が築けるので、非常に大事なスキルと言えます。
読み解く力
相手の心情や、言葉の裏に隠れたメッセージを読み解く力です。表情や話し方の強弱、置かれている状況や相手の立場から深層心理を探っていきます。
「観察力」とも呼ばれています。
ビジネスパーソンにとって、コミュニケーション力は超重要
出世できる
コミュニケーション力が高いと出世しやすいです。なぜかというと、相手に理解してもらいやすいからです。「何を考えているかわからない人」と「考え方が明確で、きちんとしたロジックを持っている人」、あなたが上司ならどちらを出世させますか?
だからコミュニケーション力が高いと出世しやすいのです。
周囲が協力的
コミュニケーション力が高いと周囲の人たちも協力的です。ここでは「聴く力」が有効に作用しています。「聴く力」によって周囲と信頼関係が築けているため、みんな協力的になるのです。
コミュニケーション力があって良かったと実感した場面
自分で言うのも自慢みたいで嫌ですが、私はコミュニケーション力が高い方です。
そんな私が、コミュニケーション力が高くて良かったと実感した場面を一つ紹介します。
場の支配者
あるプロジェクトを推進するため、キックオフミーティングを行ったとき、私は最年少であるにも関わらずリーダーを任されました。メンバーの中には年上も多く内心心配でしたが、「伝える力」を駆使しました。
すると何が起きたか・・・
メンバー全員が私をリーダーと認め、良好な関係が築けてプロジェクトは上手くいきました。
年上のメンバーをまとめ上げたと言うことで、会社から高い評価もいただけました。
まとめ
本記事のまとめです。
- コミュニケーション力の正体は「伝える力」「聴く力」「読み解く力」
- 人間関係において、コミュニケーション力は超重要
他の記事で、コミュニケーション力の鍛え方も書きたいと思います。
それでは!